美術大学通信教育の問題点

授業や課題のカリキュラムは、講師に丸投げらしく、誰もチャックしないらしい。
まぁ、直接顔を合わせる場合ならばアリなのかもしれないが、通信の場合は問題が伴う。

学生にとってはじめての技法は文章で説明されてもわからない部分が多い。
「しばらく置く」
「やさしく圧力をかける」
「すばやくふき取る」
などの曖昧な語は意味をなさない。
その技法にとって、例えば1分が長いのか短いのか。
やさしい圧力とはどの程度なのか。
完全にふき取るのか、軽くでいいのか。

特殊な道具や材料を使用する場合も然り。
そもそもその用具の名前が何を意味するものすらわからず、
どこで購入するかわからんものもある。
画材屋ではない店にある場合などけっこう途方にくれる。
つーか、教材として送るか、学校で販売しろよ!と思う。
京都造形のほうは、画材もセットで送られているものもあるようだが、ムサビの方は無い。


以上の点から、
事務員などの素人が、説明が不十分でないか、材料は手に入れられるものか、出された課題をチェックする必要がある。


一応、意見を学校側に伝えたが、電話の対応はひどかった。
真面目にきいていたかどうか怪しい。
自分たちの仕事に自信と誇りを持っていいれば真摯に向き合えるものを。