創造・維持・破壊

私も多分にもれず悩んでおります。
秘密主義者の僕は何も言わない。
それはそう、これとは別の話。


創造・維持・破壊

全部必要なんだ。


一番簡単なのは破壊。


一番むつかしいのは維持。


漫画にとっての読者は「維持」に欠かせない重要な存在。

破壊者で創造者である作家は、読者に認められることで初めて生きることができる。

これはあまり公にされていないことだが、作品の成立には、身近な受容者に才能があることが必要です。
その才能は優れているとかそういうことではなく、作家の身近に、少数でもいい、作品を正当に評価できるということ。

そしてその「正当さ」とは、公平さではなく、基本的には作品の賛美者でありながら、作家の欲求と作品の間の差異を敏感に感じ、作家にフィードバックさせる存在。
そういった人間が作家に力を与える。



しかし、実際はどうだろう。
そういう受容者は、自らに創造と破壊の才能が無いことに気付きコンプレックスを抱えている場合が多い。
作品を見る目があるということは、自分の力の限界に気付くことが容易だからだ。


作家というのは案外と盲目である。


目が必要。


だから僕はいう、むなしい日常に不満や焦りを抱えつつ、何も出来ないと思いこんで
いる人へ。


僕にはあなたが必要だ。